国家公務員一般職物理区分の試験対策・勉強方法【全国5位合格者】

国家公務員一般職物理区分の受験を考えている人は試験の難易度や対策方法を知りたいと考える人が多いと思います。

この記事を書いている私は、大学4年生のときに国家公務員一般職物理区分に合格しました。

国家公務員一般職試験は合格すると5年間有効になるので、民間企業と公務員で迷っている人にはとりあえず受験することをおすすめします。

民間企業に進んでも心変わりして、「やはり、公務員として働きたい」と考えたときに、公務員試験に合格していたら公務員への転職が簡単になります。

国家公務員一般職物理区分を受ける人は少ないので情報は少ないです。

私が実際に受けた経験が参考になれば幸いです。

目次

国家公務員一般職 物理区分は簡単

まず、受験を考えるときに国家公務員一般職の物理区分の難易度が気になると思います。

難易度に関しては、公務員受験界隈で有名な「せんせい」が情報をまとめています。

合格難易度は極めて低いと思います。
例えば、教養16点専門16点だったとすると、その方は記述と面接も足切り回避するだけで最終合格できちゃうということになります。

【国家一般職の技術のボーダー】3割で受かる?楽しく合格ビジョンを見せる!【難易度・合格点を徹底解説】

引用部分だけではよくわからないと思います。

要約すると、過去のデータからしっかりと対策すれば、ほとんどの人が物理区分に合格できる、ということです。

実際に、私の周りで国家公務員一般職物理区分に落ちた人は見たことがないです。

私が本格的に勉強を始めたのは大学4年生の4月からですが、正しく対策さえすれば最速2か月間で合格できます。

この記事では、物理区分を合格するために、最低限しておきたいことを紹介します。

物理区分受験者の教養(基礎能力)試験対策

用意する参考書は、以下の2冊です。

教養試験で最低限対策するべき分野は知能分野の推理です。

基礎能力試験の見直し

上の資料は人事院の引用です。

2023年以前は教養試験40問のうち、「数的推理」「判断推理」で13問を占めており、割合は32.5%でした。

しかし、2024年以降は教養試験30問のうち、「数的推理」「判断推理」で11問も占めており、割合は36.7%と以前よりも増加しています。

ですので、数的推理と判断推理に絞っての対策がおすすめです。

ここで、「文章理解」が10問もあって不安になると思います。

ですが、文章理解は点差がつきにくく、どれだけ苦手でも2、3問は正解できるでしょう。

それに、勉強時間に対して結果が伴いにくいです。

それに対し、判断推理や数的推理は答えが導かれる過程が決まっており、勉強すればその分の点数が期待できます。

さらに、物理区分を受けるような人は高校、大学で文系を学んだ人より点数が伸ばしやすいはずです。

そのために教養試験においては、「数的推理」と「判断推理」だけに専念しましょう。

毎日3時間続ければ2か月で終わるはずです。

下記の参考書で早速勉強していきましょう!

教養試験は時間が足りなくなることもあるので、数的処理は1問を4分以内で解けるように演習していきましょう。

物理区分受験者の専門試験対策

教養の次は専門です。

国家一般職物理区分の配転比率は教養が2/9、専門選択が4/9、専門記述が1/9となっています。

専門の対策は教養以上にしたいのですが、残念なことに情報がほぼありません。

ここでは専門の選択式の対策について紹介します。

使用するのは以下の参考書と過去問です。

過去問は、一般販売されてないので各自で人事院に請求をする必要があります。

私が請求したときは、届くまで1か月かかりました。

なぜ「工学に関する基礎」の参考書が疑問に思った人がいるかもしれません。

理由は、物理区分と試験範囲の一部が被っているからです。

この参考書も2か月で2周できると思います。

実際の試験はこの参考書の範囲から20問ほど出題されるので、大学物理が苦手な人でも合格点は取れることでしょう。

参考書のあとは、過去問演習をしましょう。

人事院から入手した過去問には解答はありますが解説はありません。

ですので、答えの導出が分からない場合は、友達や大学の先生、インターネットを利用するといいでしょう。

大学物理も高校物理も理解できない人は高校の基礎的な参考書で復習をしてください。

高校物理で解ける問題は全体の半数近くあるので心配になることはありません。

上記の「物理のエッセンス」は私が高校生のときに使用していた分かりやすい参考書です。

物理区分受験者の面接(人物)試験対策

1次試験の筆記に合格すれば、次は2次試験の面接です。

大学のキャリア支援センターや就職相談室を利用して面接練習をしましょう。

2回ほど練習すれば十分です。

試験官に対する受け答えが自然であれば、合格できると思います。

2022年、2023年は10人ほどしか不合格者はいませんでした。

2次試験受験者数合格者数
2022170157
2023164155

私が実際に質問された内容を載せます。

基本的には面接カードに書かれている内容について、深堀りされていきました。

  • 志望動機
  • 講義や研究について
  • 課外活動について
  • 趣味について
  • 留学について

落ち着いて面接を受けて、合格をつかみましょう!

一般職物理区分の試験対策のまとめ

この記事では、国家公務員一般職物理区分に合格する最低限の試験対策について紹介しました。

物理区分の難易度は高くないですが、情報が少なく情報収集に困る区分です。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

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